入学や入社など、人生に大きな変化が訪れるタイミングで、眼鏡からコンタクトに切り替える人がいます。一番多いのは大学生になった時、いわゆる「大学デビュー」というものです。大学デビューでコンタクトデビューをするのは、特に女性が多いです。
さて、初めてコンタクトを購入する際は、何かと不安になるものです。そもそも、コンタクトレンズにはソフトとハードの2種類があり、ワンデー、2ウィーク、1マンスと、使用期限の違いもあります。自分1人で自分の目に合うコンタクトレンズを見つけることはまず不可能です。そのため、自分に合うコンタクトレンズを探すために、そして、そもそもコンタクトレンズを装用できる状態なのかを調べるために、眼科に行きます。
眼科に行き、問診票などで「コンタクトレンズを作るための検査を受けに来た」と伝えると、眼圧検査や、屈折検査という、近視や遠視・乱視などの度数を測る検査を行います。今まで、眼科に行った際に大きな機械を覗いて、気球の絵を見たことはありませんか。その検査のことです。屈折検査で目の形状も調べることができ、ここでコンタクトレンズが眼球に接する部分のカーブ(ベースカーブ)の曲がり度合いが分かります。このベースカーブが合っていないと、コンタクトがズレやすくなってしまったり、逆に締め付け感を強く感じたりと、装用時に不快感が出ます。
検査が終われば晴れてコンタクトが購入できる!と言いたいところですが、実はそうではありません。眼科医による診察が待っています。眼科医の診察では屈折検査などのデータを確認し、角膜の傷の有無、涙の状態などを調べます。そこでコンタクトレンズの装用に問題がないと判断された場合、ようやくコンタクトレンズを付けた視力検査を行うことが出来ます。
コンタクトレンズの着脱の練習や、2ウィークや1マンスであればケア方法などを眼科のスタッフから教わり、いわゆる「コンタクトの処方箋」を貰います。ここでコンタクトレンズ販売店に向かい、処方箋を提出し、自分に合ったコンタクトレンズを購入することが出来ます。初めてコンタクトを作る際には。眼科や店舗の混雑具合にもよりますが、1時間半以上かかることも珍しくありませんので、時間に余裕がある時に行くようにしましょう。時間があるとはいえ、土日や祝日は、眼科が休診の場合がありますので、注意が必要です。
さて、実はコンタクトを購入できるのは販売店の店舗だけではないことをご存知ですか。皆さんが今見ているネットでも、購入は可能なのです。ベースカーブや度数が分かっていれば、店舗で買えるものと同じコンタクトレンズを購入することが出来ます。パッケージが違う場合がありますが、それは海外パッケージのものだからです。海外流通分と日本流通分は、パッケージが違うだけで中身は同じ工場で作られていますから、品質にも問題はありません。
初めてコンタクトレンズを購入するならSILCHIKAのような、コンタクトレンズの価格比較サイトを見てみると良いでしょう。その時々の最安値を掲示している通販サイトを表示してくれますので、テレビCMなどでおなじみの有名ブランドのコンタクトレンズも安く購入できてしまいます。
とはいえ、コンタクトレンズを安全に使い続けるには、定期的に眼科の検診を受ける必要があります。どんなに忙しくても、半年に1回、可能であれば3か月に1回は眼科に行き、度数が変わっていないか、目に傷がついていないかなどの確認をするようにしましょう。